中富良野町と、丘のまち・美瑛町や、雲海が人気の占冠村を結ぶ国道237
号は、周辺にいくつもの個性豊かなガーデンが点在し、「花人街道」の名前で親しまれています。
のどかな田園風景を背景に、富良野エリアの代名詞ともいえるラベンダーをはじめ、色とりどりの花が咲き誇る光景は、天から虹が舞い降りてきたかのよう。最盛期は6月下旬から8月中旬ですが、春から秋まで何度訪れても、その時にしか観られない表情があり、撮影スポットに事欠かない絶景ばかりです。
美しい花々を育てているのは北国の豊かな自然と、訪れる人たちに楽しい時間を過ごしてほしいと願う、地元の人たちのおもてなしの心です。
風を肌で感じ、野鳥のさえずりに耳を澄ませているうちに、心が空に向かって解き放たれていくような感覚に。この幸福感こそが花人街道からの贈り物。万華鏡のように輝く季節のきらめきがいつまでも心に残る、とっておきのドライブコースです。
ファーム富田
北海道のラベンダー畑を代表する老舗農園。広大な敷地には様々な花畑が配置されているほか、カフェやラベンダーグッズのショップなどもあるので、ガイドマップを片手にゆっくりと園内を回るのがおすすめです。花盛りの時期には、徒歩7分ほどの場所に、JRの臨時駅「ラベンダー畑駅」が設けられ、観光列車が停まります。
北星山ラベンダー園
観光リフトに乗って、空中からラベンダー畑を眺められるのは全国でもここだけ。中富良野町の北星山の斜面を利用した花畑は、なんと冬はスキー場に変身。頂上には展望スペースが設けられ、花畑と田園風景、十勝岳連峰の絶景が見渡せます。一面紫色の中にひときわ輝く、秋田県美郷町産の珍しいホワイトラベンダー「美郷雪華」も必見です。